温室効果ガス(GHG)の排出量とエネルギー収支
太陽光発電助成金のGHG排出量は化石燃料電源の排出量より格段に少なく、利用することでGHG排出量を削減できる
[温室効果ガス排出量の削減(産業技術総合研究所)]。またEPT(後述)やエネルギー収支の点でも実用水準であるとされる
[太陽光発電助成金のエネルギー収支(産業技術総合研究所)]。
発電コスト
太陽光発電助成金のコストの相場は、いまのところ他の電源の数倍とも言われる。電力量あたりのコストでは価格競争力が不足するため、現時点では普及促進に際して助成が必要とされる
[IEA,]。普及に伴い、ほぼ経験曲線効果に従って価格が低下している
[Thin]。2008年末の時点で比較的高出力(125Wp以上)のモジュールについては需要逼迫による価格の高止まりが数年間続いていた
[solarbuzz]が、2009年は結晶シリコン原料の生産量増加によって値下がりが見込まれている
。世界的には2012年頃には系統電力よりも安価になる(グリッドパリティに到達する)と見られている
[和田木哲哉(野村證券)、爆発する太陽電池産業、東洋経済新報社、2008年11月、ISBN 978-4-492-76178-6][PV Vol.26, No.5, May 2007.]。一部の薄膜太陽電池生産企業は既にそれに近い生産コストに到達したと表明している
[Firstによる、2008年3Qのコスト]。
技術的検討からは、現行技術の延長で可能な範囲でも公称容量あたりのモジュール単価は65円/Wp程度までコストダウンが可能と見られている
[桑野幸徳・近藤道雄監修、図解 最新太陽光発電助成金のすべて、工業調査会、2009年7月、ISBN 978-4-7693-7171-7、P.43]。
こうしたことを踏まえ、”2030年ごろになっても経済的に自立できない”などとする主張は誤りであるとの指摘もなされている
。日本でも継続的な普及拡大とコスト低減が期待されているが、2005年頃から国内市場は逆に縮小・コスト増加傾向を示している
[JPEA,][IEA]。促進政策の弱さが指摘され、新たな対策が策定されつつある(太陽光発電助成金のコスト#政策を参照)。
太陽光発電助成金のコストは、一般的に設備の価格でほぼ決まる。運転に燃料費は不要であり、保守管理費用も比較的小さい。エネルギーセキュリティ向上などの付加的なコスト上のメリットも有する。また特に昼間の需要ピークカットのコスト的メリットが大きいとされる(
[エイモリー・B・ロビンス「スモール・イズ・プロフィタブル(Small is profitable)」ISBN 4-87973-294-X]P.131-132,
[Solar Revolution / The Economic Transformation of the Global Energy Industry, Travis Bradford, The MIT press, ISBN 978-0-262-02604-8]P.131など)。他電源に対するコスト競争力は比較条件にも依存し、用途などによっては現状でも価格競争力を有する。途上国で送電網が未整備な場合、消費電力に比して燃料輸送費や保守費が高い場所など(山地、離島、砂漠、宇宙等)では、現段階でも他方式に比較して最も安価な電源として利用されている。蓄電池を用いた独立型システムにおいても、今後の価格低下と途上国などでの普及拡大が予測されている
[W.Hoffman(EPIA),R.Kubis(EUROBAT),The]。
太陽光発電助成金そのもののコストのほかに、火力発電の発電量の削減を進めるに伴い、需要と供給の各種変動のギャップを埋める費用の発生も見込まれている。これは風力発電や原子力発電など他の電源も関連する事項である。送電網の機能強化や需要側の制御も含めたスマートグリッドなどの総合的な対策が各国で検討・推進されている
[SmartGrids(欧州のスマートグリッド開発推進機構)][A][U.S.]。
エネルギー収支
太陽光発電助成金設備のエネルギー源としての性能を比較するとき、エネルギーペイバックタイム(EPT)やエネルギー収支比(EPR)が指標として用いられることがある。これらは設備の製造やそれに必要な原料の採鉱・精製、保守などに投入されるエネルギーに対して、どれだけの電力が得られるかを示す。ライフサイクルアセスメント(LCA)の一環である。エネルギー収支や環境性能について実用性を否定する意見は、いずれも都市伝説などとして否定されている
[[http://unit.aist.go.jp/rcpv/ci/about_pv/supplement/Supplement_EPT.html [Q&A] 太陽光発電助成金のEPT/EPRについて](産業技術総合研究所)][What(米国国立再生可能エネルギー研究所(NREL)][Learning(米国エネルギー省)]。
現状で一般的な値はそれぞれEPTが1〜3年程度、EPRが10〜30倍程度とされる
[太陽光発電助成金のエネルギー収支(産業技術総合研究所)]。
特徴
太陽光発電助成金は昼間のみ発電するなど、従来の集中型電源とは様々な点で異なる特徴を持つ。また再生可能エネルギーの一種であり、エネルギー・環境面でのメリットのほか、経済的なメリットも有する。欠点は商用電源として導入コストが比較的高いことであり、価格低減や普及促進の政策を採る国が多い。一般に、下記のような長所や短所を有する。
利点・特徴
・装置に可動部分が無いものがほとんどで、機械的にメンテナンスフリーである。
・分散型電源のため、災害などの有事における影響範囲を小さく抑えられ、非常用の電源となりうる。
・輸出産業として経済・産業面での利益が見込める。
・構成材料の大部分がリサイクル可能で、原子力発電のように放射性廃棄物になることもない。
・他の電力施設と比較して、小規模でも効率が低下しないため、任意の規模で利用できる。
・需要地に近接して設置できるため、送電のコストや損失を低減できる。
・原子力・火力等の発電と比較して、冷却水・廃棄物・排気などの発生がない。
・建築物の屋根・壁面にも設置できるため、土地を占有せずに設置することも可能。水力・原子力・火力などの発電方式と比較して設置要件が少ない。
・太陽光を利用する再生可能エネルギーであり、化石燃料に依存しない。
・発電量あたりの温室効果ガスの排出量が比較的少ない。
・出力ピークが昼間電力需要ピークと重なり、需要ピーク電力の削減に効果がある。
・設置国のエネルギー自給率を向上させる。
欠点・課題
・2007年時点で電気的・機械的部品の寿命と総発電量を用いて計算した場合、発電電力量当たりのコストが他の発電方法に比べて2?3倍と割高。
・発電電力が天候に左右される(曇天・雨天時、パネルに積雪した場合は発電量が低下する)。
・夜間は発電できず、蓄電性もない。
・太陽光利用のため、設置面積当たりの発電電力量が既存の発電方式に比べて低い。
工事
建設事業とは、工事を伴う社会基盤の整備をさす。現在において、建築工事と土木工事は、企業や管轄行政、法律において重複したり区分が違う場合がある。
斜長橋や鉄塔などである高さが備わるもの、ダムなどに備わるエレベーターシャフトや排水機場の施設建屋、衛生管理処理施設(汚水処理場など)、樋門の管理建屋など、また地下街など、屋根がついていて、人が中に入ることができる工作物に関しては、建築基準法による「建築物」にあたるため、工事区分や行政の取り扱いは土木工事であっても、また土木構造物の範疇であっても一定の規模なら建築確認申請が必要になり、建築士が設計に当たる必要がある。土木構造物の設計自体は建設コンサルタントが担当する。工事区分や行政の取り扱いは土木工事である。また基礎工事は建築、土木ともに重要でありほとんど全ての工事に伴うが、工事区分としては土木工事である。
コジマ
パネル
パネル(panel)
・四角い枠の一区画をパネルという。
・建築用語では、パネルにはめこまれた鏡や羽目板などもまたパネルと呼ばれる。
・美術用語で、長方形の木製の板に描かれた絵をパネル画と言う。
・分電盤や、自動車や飛行機の計器板など、四角い枠にスイッチ、計器、操縦桿などをまとめたものをパネルという。コントロールパネル。
・統計学や計量経済学の分野で、同一の対象を継続的に観察し記録したデータをパネルデータと呼び、これを用いた分析をパネルデータ分析と呼ぶ。
・陪審員の全体や、一般に公開の討論への出席者全体をパネルと言う。パネルによる討論がパネルディスカッションである。
・パネルディスカッションへの参加者や、クイズ番組の回答者のことを日本語ではパネラーと言うが、これは和製英語である。英語ではパネリスト。
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